開業時からずっと使っているトヨトミのアンティークファンヒーター(99年製)が、“E-06″(不完全燃焼防止装置の作動により停止)により停止するようになりました。

スイッチを入れて予熱されるのを待ち、完了すると電磁ポンプから点火用の灯油が噴出されるのですが、“カチカチカチ・・・”と今まで聞いたことのない音がしてそのまま点火せずにエラーになってしまいます。

とにかく分解してみて電磁ポンプ外した状態で電源入れてみましたが、さっきの、“カチカチカチ・・・”という音がするだけで灯油が出てきません。そこでポンプを分解してプランジャーの内部を掃除すると、タンク内の錆びのようなものがつまっており、それによりピストンは動いているのに灯油を吸い上げられずに空回りして変な音がしていたようです。

ついでにタンクも外して内部を掃除しました。タンク内に水が混入したり結露したりすると、水は底にたまるので結構タンクの底が錆びていました。先ずはタンクの口からボロ布を入れて届く範囲をキレイにして、その後灯油を入れてタンクを振って内部の汚れを落とす作業を汚れが出てこなくなるまで数回繰り返しました。作業に使った灯油は自転車のチェーンの洗浄に使って、最後は布に浸み混ませてBBQのファイヤースターターに使います。

外した部品を組み付けて、燃焼筒を付けずに点火確認してみます。今度は変な音は聞こえずにぴゅーっと灯油が噴射しました。じわーっと滲んだ灯油が赤くなった点火用のヒーターによって燃えるので、点火の際は灯油の燃える匂いが強いですが、帰化させないため古い灯油でも燃やせるし構造が簡単で耐久性が高いポット式(レーザーバーナー)のトヨトミアンティークヒーター。

何度も分解修理を繰り返して愛着も深まっているので、これからも大事に使っていこうと思います!